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AWS EC2インスタンスについて

AWS EC2インスタンス

Amazon EC2 (Amazon Elastic Compute Cloud) は、AWS(Amazon Web Services)が提供する仮想サーバーサービスです。

インターネット経由で必要な時に、必要な分だけ借りられるパソコン(サーバー)」のようなものです。物理的な機材を用意することなく、数分でOSがインストールされた環境を手に入れ、スケールの調整も自由に行えます。

主な特徴

  • 伸縮性 (Elasticity): 数クリックでスペックを変更したり、台数を増やしたり(オートスケーリング)できます。

  • 従量課金: 使った分だけ料金を支払う仕組みです。

  • 多彩な選択肢: OS(Linux, Windows)やCPU、メモリの組み合わせが1,000種類以上あります。

最新機能 (2026年時点):

最近では「ネスト仮想化(仮想マシンの上でさらに仮想マシンを動かす)」が通常のインスタンスでもサポートされるなど、より高度な開発環境の構築が可能になっています。

インスタンスタイプの見方

EC2には、用途に合わせて「インスタンスタイプ」が用意されています。 例えば m5.large のような名前は、以下のような意味を持っています。

  • ファミリー (m): 用途(mは汎用、cは計算最適化、rはメモリ最適化など)
  • 世代 (5): 数字が大きいほど新しく、コスパが良い
  • サイズ (large): スペックの大きさ(CPUやメモリの量)
ファミリー 特徴・用途
T / M 系 汎用
C 系 計算最適化
R / X 系 メモリ最適化
G / P 系 GPU搭載

料金プラン(購入オプション)

コストを抑えるために、使い分けが重要です。

  • オンデマンド: 使いたい時に使い、使った分だけ払う。最も一般的。
  • Savings Plans / リザーブドインスタンス: 1年〜3年の利用を約束する代わりに、最大で約70%割引。
  • スポットインスタンス: AWSの余っている計算資源を使うため、最大90%割引。ただし、AWS側が必要になったら強制停止されるリスクがある(中断しても良いバッチ処理などに向く)。

購入オプションの比較

オプション コスト 柔軟性 特徴・ユースケース
オンデマンド 標準 短期、予測不能なワークロード。開発・テスト用。
Savings Plans 低 (最大72%引) 1年または3年の期間、「1時間あたり10ドル」といった金額ベースでコミット。
リザーブドインスタンス (RI) 低 (最大72%引) 1年または3年の期間、特定のインスタンスタイプを予約。安定した稼働に。
スポットインスタンス 最安 (最大90%引) 中断しても良い処理(バッチ、分析など)。AWSの余剰キャパシティを利用。
Dedicated Hosts 最高 - 物理サーバーを占有。ライセンスの持ち込み(BYOL)やコンプライアンス維持に。

構成に必要な周辺サービス

EC2単体ではなく、以下のサービスと組み合わせて使うのが一般的です。

  • EBS (Elastic Block Store): EC2用の「外付けHDD/SSD」。データを保存します。
  • VPC (Virtual Private Cloud): 仮想的なネットワーク。ここに従号を配置してセキュリティを担保します。
  • Security Group: インスタンス単位の「仮想ファイアウォール」。どのポートを開けるか設定します。